食物繊維って栄養もなにもない?
食物繊維とは
人間の消化酵素では分解できない、食品に含まれている成分であり
分解できない = 体に吸収されない
ということは、摂取しているのに栄養もなにもありません。
何のメリットもなそうと感じますが
食物繊維は実は必要不可欠なのです。
食物繊維の効果
食物繊維を摂取することに様々な効果に期待できます。
- 便秘改善
- コレステロール値の低下
- 血糖値上昇の抑制
- 大腸がん予防
食物繊維は体内で消化されない、吸収されないので
なんの栄養素もありません。
しかし、このような効果に期待できるのです。
一体どうしてでしょうか。
食物繊維の種類
食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があります。
不溶性食物繊維
水に溶けにくい繊維
不溶性食物繊維を多く含む食品
- 穀類
- こんにゃく
- 豆類
不溶性食物繊維の効果
体内で水分に吸収しやすいという特性があります。
体内の水分で膨張し便のかさが増え、排便を促します。
有害物質も排出できるので、大腸がんの予防にもなるのです。
水溶性食物繊維
水に溶けやすい繊維
水溶性食物繊維を多く含む食品
- 海藻
- 里芋
- 大麦
- 熟した果物
水溶性食物繊維の効果
水に溶けるとゲル状のようになり、体内での動きがゆっくりに。
そのため、満腹が続き食べ過ぎの予防にもなります。
糖質の吸収を緩やかにしてくれることから、食後の血糖値の上昇を抑える。
コレステロールの吸着もしてくれるので、体外へ排出作用。
日本人の食物繊維摂取量
糖質制限ダイエットというダイエット方法もあり、
現代の若者層は、昔と比べ米の摂取が減っている。
米からの食物繊維摂取が期待できなくなると、いったい何で摂取しているのだろうか。
一般的に1日の食物繊維の摂取目標は
- 男性は20g以上
- 女性は18g以上
と厚生労働省はいう。
しかしながら
男性、女性ともに食物繊維が約10gも足りていないというのが現実です。
普段の食事のなかで、食物繊維を意識した食事を心がけましょう。